あがりんどう

今日は島の実家からスクが届きました、昨日捕れたそうです。
勿論塩漬けではなく、生です。



スクはアイゴ科の稚魚で、旧暦の六月の大潮に海岸近くに寄ってきます。
体調２～4㎝位の小さな魚ですが群れで行動するので、岸から見てると大きな影が動いてるように見えます。

僕の実家は道路を挟んですぐ海岸という好立地？なので、父親が朝の散歩でスクの魚影を見つけると可愛い寝顔の僕たちをたたき起こして漁の準備です。

漁の方法はいわゆる追い込み漁で、僕たちが網の準備をしているうちに母親が電話かテレパシー（多分使ってる）で呼んだ人たちが集まってきます。
そして準備ができると、まだ冷たい朝の海に腰ぐらいまで浸かって数人で網を広げ、その中にあとの数人でスクを追い込み捕獲します。

そして漁が終わるころには近所のオバちゃん達が集まってきていて、スクを分けて持って帰ります。

スク漁はいわゆる夏の風物詩の一つですね。

ただこのスク、棘に毒があってたまに刺さりました、すごい痛いわけではないですが、ジンジンと不快な痛みだったのを覚えています。

その上、これが平日だとそれから準備をして学校に向かわなければなりません、本当に朝飯前のひと仕事です。

食べ方としては生だと酢醤油で食べる方が多いです。
塩漬け（スクガラス）にするとおなじみの島豆腐に乗っけるのがうまいですね。

しかし今年は大漁みたいで・・・



参考に携帯を置いてみましたが・・・多いな・・・
















今日の一言
おかげでスクスク育ちました