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2011年08月23日

紫のけむり 中編

そう、それは


忘れもしない中学の夏の部活の練習中のことでした(僕はバスケット部でした)


その日は夏休みに入る前の最後の練習日とゆう事もあって(部活も夏休みがあった)


張り切って練習してました


紫のけむり 中編
※イメージですよ


そして、いつもは来ない顧問の先生も来て指導をしてましたよ


しかもなぜか、かなり張り切って・・・誰も呼んでないのに










そしてそれが後の悪夢を呼びこむことになろうとは・・・










その時は知る由もありませんでしたがーん








いや~いつもはね、おしゃべりしながら楽しく練習をする僕らですが


その時は顧問が来てたので真面目(なふりして)に練習してましたよ


そして、それに応えるようになぜか指導に熱の入る顧問・・・誰も呼んでないけどね







   滝のように流れ落ちる爽やかな汗


   ダムダムと床をつくボールの重低音


   動きに合わせてキュキュッとなるバスケットシューズ


   よせばいいのにいつものように僕に話しかけてくる友人A(つまり顧問に背を向けてる)


   だんだんと熱を帯びてくる練習





そんなことをね10回ぐらいくり返した時です


一生懸命僕に話しかけひとりで笑ってる


空気を読めない彼、Aの後頭部に


物凄い勢いでボールが飛んできたんです



それもこれ以上ないくらいのクリーンヒットで・・・





いやね



1.5メートル位離れてたAの顔が一瞬で20センチまで近づいた気がしました



そしてね



多分だけど



多分ですけど









出てたね・・・





15センチくらい・・・













目ん玉が・・・

紫のけむり 中編


飛び出てた

紫のけむり 中編







自分の身になにが起きたのか解らないまま頭を抱え


もんどりうって倒れこむA


心配そうにのぞきこむ僕ら・・・







良かった目ん玉は出てないみたいだ









人間って結構強い






安堵感とそのコントみたいなやり取りが面白くて笑いが込み上げる僕たち























それはほんの序章(プロローグ)でしかなかったのです・・・

紫のけむり 中編



そしてゆっくりと、しかし確実にAに近づく顧問


そう、それはまるで舞台の幕がゆっくりとあがるかのように・・・





そしてボールを投げた張本人は


Bのそばまで来ると静かな口調でこう言いました









「大丈夫か?」











ではなく・・・

















「立て・・・・」












と・・・























時間がないので・・・













つづく・・・




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Posted by あがりんどう at 17:36│Comments(2)ちょっと昔の話
この記事へのコメント
わたしも中二の時に似たような経験があります。
当時、新聞社までが取材に来ることにもなった、あの事件...つづく。
Posted by ToshiyukikuchiToshiyukikuchi at 2011年08月25日 15:04
おっ!何か凄そうですね(@@)
Posted by あがりんどうあがりんどう at 2011年08月26日 14:49
 
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